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髪を整えながら、なんのこともない会話

娘さんを亡くされたかた。
髪を整えながら、なんのこともない会話で少し笑顔が見られるようになった
悲しみは深くて癒えない。
誰にも拭えない。
娘さんを亡くされたことを忘れないで生きていくことが
一人ででも、わたしだけでも、亡くなった娘に寄り添ってあげられている自分。
「自分だけは悲しんであげたいと思う。
娘の苦しみと悲しみを
わたしだけはいっしょに苦しみ、いっしょに悲しんであげたいと思う、。」と話す。
前を向くには、とか
娘さんはそんなこと望んでない、とか、
自分の人生を生きてほしい、とか
まわりはそんなことも、あんなことも言わなくてもいい。
そのひとが深くて癒えない悲しみを手放さないまま、
日々の生活のなかで、
これから続く人生のなかで
ふっと緩む時間が少しづつ増えていったらいいと思う
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長岡 行子

北海道浦幌町出身 釧路ヘアメイク(現:道東ヘアメイク)専門学校卒 美容師、管理美容師、訪問美容師、ハートフル美容師、心理療法士、職業訓練指導員 小学6年から24歳までの5人の母親。出張理美容サービスVESS(帯広市)を1998年に立ち上げ、高齢者施設や障害などを持ち外出が困難な人を対象とした出張理美容や店舗でもサービスを提供する。

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