娘さんを亡くされたかた。
髪を整えながら、なんのこともない会話で少し笑顔が見られるようになった
悲しみは深くて癒えない。
誰にも拭えない。
娘さんを亡くされたことを忘れないで生きていくことが
一人ででも、わたしだけでも、亡くなった娘に寄り添ってあげられている自分。
「自分だけは悲しんであげたいと思う。
娘の苦しみと悲しみを
わたしだけはいっしょに苦しみ、いっしょに悲しんであげたいと思う、。」と話す。
前を向くには、とか
娘さんはそんなこと望んでない、とか、
自分の人生を生きてほしい、とか
まわりはそんなことも、あんなことも言わなくてもいい。
そのひとが深くて癒えない悲しみを手放さないまま、
日々の生活のなかで、
これから続く人生のなかで
ふっと緩む時間が少しづつ増えていったらいいと思う